PRODUCTION NOTEプロダクションノート
久々の女性主人公は
念願の長澤まさみ!
念願の長澤まさみ!
久々の女性主人公は念願の長澤まさみ!
この物語の中心にいるのは、様々な男たちが愛する主人公・スオミだ。三谷監督と長澤まさみはドラマ、舞台ではタッグを組んでいるものの、意外にも映画は今回が初となる。監督はどんなに親しい俳優とでも、プライベートでは一定の距離を置くタイプだと常々公言しているが、長澤に関しては「他の女優さんとは、少しだけ距離感が異なる」と語る。「初めてしっかりと仕事をしたのは、斉藤由貴さんとの二人芝居「紫式部ダイアリー」(2014年)。その時、とても力のある俳優さんだなと思った。その後「真田丸」(2016年)にも出てもらい、「鎌倉殿の13人」(2022年)のナレーターも担当していただいて。僕は普段俳優さんと食事に行ったりしないし、みんなそのことを知ってるのか、誘われもしない。でも長澤さんは積極的に連絡をくれる。僕としても長澤さんでいつか映画をやりたいなという想いがあって、じゃあ彼女を中心にどんな物語を作れるだろう?と考えた時に、先ほど話した『天国と地獄』のアイデアと結びついたんです」
三谷監督が女性を主人公にするのは『ステキな金縛り』(2011年/主演:深津絵里)以来。「女性を描くのが、あまり得意ではなくて。どちらかと言うとおじさんたちがワイワイやっている方が圧倒的に書きやすい(笑)」とのことだが、脚本執筆にあたっては女性たちを中心に入念なリサーチを行った。
「僕が信頼を置いている女性スタッフの方々に意見を求めました。実際その意見を反映して書き直した部分もあります。こうして出来上がっていった“スオミ”ですが、スオミを演じるには外見ではなく内面から変えていかないといけない。彼女にはさまざな面がありますが、別に変装しているわけではないですからね。それは長澤さん自身も意識されていたと思います。スオミをどういう女性に見せていくか、スオミ像はリハーサルや撮影中に長澤さんと一緒に作り上げていった部分が非常に大きいと思います。」
三谷監督が女性を主人公にするのは『ステキな金縛り』(2011年/主演:深津絵里)以来。「女性を描くのが、あまり得意ではなくて。どちらかと言うとおじさんたちがワイワイやっている方が圧倒的に書きやすい(笑)」とのことだが、脚本執筆にあたっては女性たちを中心に入念なリサーチを行った。
「僕が信頼を置いている女性スタッフの方々に意見を求めました。実際その意見を反映して書き直した部分もあります。こうして出来上がっていった“スオミ”ですが、スオミを演じるには外見ではなく内面から変えていかないといけない。彼女にはさまざな面がありますが、別に変装しているわけではないですからね。それは長澤さん自身も意識されていたと思います。スオミをどういう女性に見せていくか、スオミ像はリハーサルや撮影中に長澤さんと一緒に作り上げていった部分が非常に大きいと思います。」
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